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FUTON

ジャック・プレヴェール (著), 高畑 勲 (訳)

プレヴェールはフランスの文壇はもとよりヌーベルヴァーグ以前の映画界へも多大なる影響を残した人。
「ことばたち」は1946年の初版時に当時最大限の賛辞を持って受け入れられ、反権力、権威の詩は多くの人を勇気付けたという。
差別、支配、戦争を憎み、何の組織にも属さず、自然界の森羅万象に敬愛を呼びかけた人プレヴェール。

ことばの天才とよばれたプレヴェールの詩を日本語で読む機会得られたのは幸せなことなのだろうなと思います。
詩のことは正直よくわかりませんが、それでも研ぎ澄まされた言葉に感じ入るところは多々あります。

もっとたくさんの詩を読みたいと思うこのごろです。
本書のなかなら短い詩をひとつ。

  「夜のパリ」

   三本のマッチ 一本一本点ける 夜の中
    一本目は きみの顔全体を見るため
      二本目は きみの目を見るため
    最後の一本は きみの口を見るため
 そして真っ暗闇は それをみんな思い返すため
       きみを腕に抱き締めながら。

プレヴェールが脚本を書いたというフランス映画史に残る名作「天井桟敷の人々」。
次こそ途中で投げ出さないで最後まで見よう。
ドイツ軍のパリを占領下で撮影され、人々を勇気づけたプレヴェール作品をじっくり堪能したいと思います。
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2005.03.14 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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