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フィリップ グランベール


少年時代の過去や記憶、妄想のようなものが渾然一体となって物語を紡いでいくような小説でした。とくに過去の扱い方が秀逸。ミステリーのように秘密を知った後はおしまいというのではなく、秘密の輝きはいつまでも余韻を残します。背景におかれているホロコーストが、表に出すぎず隠し味的に使われているところも好感が持てます。淡々とした筆致で感情がほどよく抑制されているため、自伝とは思えない美しささえ感じさせてくれます。

[本▼▼▼▼▽]
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2006.03.11 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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