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FUTON

パスカル・レミ (著), 吉田 良子(訳)

気晴らしの1冊。
いまやどこの世界でも格付け、格付け。
飲食業は言うまでもなく、金融機関、学校、病院...
タイヤ男のキャラクター「ビバンダム」で有名なミシュランはその走りなのかもしれない。

この本は際物的なものではなく、読んでみれば当たり前と思うことが多い。
この元調査員も所詮人の子、多少の人間味があってちょうどよい。
体調や気分で格付けが変わることもあれば、印籠のようにオフィシャル・カードをつきつけることもある。
ミシュランだって単なる営利会社なんだから。
限られた予算の中で納得をいくものをつくるのは大変なんです。
読者がワインに関心があるのでそこに注目して調べるように、ただしワインを飲むほどの予算はないよと。

読み進むうちに思うのは、一定の基準に頼ることのばかばかしさ。
唯一絶対基準なんて妄想でしかないのにねぇ。
まずかろうが、うまかろうが、そこで過ごしたり感じた瞬間が大切なはずなのに。
基準と言えば、「ミシュランが断言し、読者共感を得る」表現のツボのようなものがあるらしい。
このあたりにミシュランの極意がありそうな気もしました。
それはきっと本質的なものではなく、だれもが合意できる程度のもののような気がしますが、どうでしょう。

人間臭いミシュラン・ガイドにちょっと安心したのは私だけでしょうか。
ほんとうに好きなものは、人の好みとちょっと違うという感じを大切にしたいものです。
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2005.03.13 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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