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田畑 則重

日露戦争を国際関係から見た本で、日本とロシアの関係に諸外国がどのような立場で関与したかがわかる本です。とくに戦費調達の成否が勝敗に直結していた事実が手に取るようにわかります。まるで、投資や回収の現代の金融マーケットを見ているようです。
当時、日本銀行副総裁だった高橋是清とジェイコブ・シフというユダヤ人の交友がなければ戦争の結果はもしかすると違ったものになっていたのかもしれません。鴨緑江渡河作戦成功直後の第一回外債発行以降の戦況と資金調達を画くあたりは圧巻といえます。シフは戦争資金調達のために行われた5回の債権発行を援助し、総額の3割近くを引き受けたというのですから驚嘆に値します。ロシアのユダヤ人処遇に対する反発と投資家としての思惑があいまった結果とはいえ、日本の命運をにぎったのが一人のユダヤ人だったことには驚きを禁じえません。
戦後に日本を訪れ、外国人としてはじめて明治天皇に謁見し最大の謝辞を受けたということを聞くにつけ、シフの日本勝利への貢献の大きさがわかるというものです。
シフや日本を愛したルーズベルトなどの思いに反し、満州を開放せずアメリカの反感を受けたまま太平洋戦争へと進んでいくことになったのは恩を仇で返したようなものだったのかもしれませんね。当時日本のおかれた状況と今に至る経緯を知るのになかなか興味深い本でした。
前半のところがもう少し詳しく書かれていれば丼いっちょう追加でした。

[本▼▼▼▽▽大盛]
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2006.01.24 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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