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吉田 篤弘

この人の書く本は、自分の感覚を代弁してもらうようなところがあるので、作品としてどうのこうのについてはいつも二の次になってしまう。自分の潜在的に持っている感性の半分ずつをクラフト・エヴィングのお二人が表わしてくれているような感じです。”創造”という言葉からイメージするものが、この人たちほどぴったりくる作家はあまりいません。人の心をなにがしかのありそうでない物に託すような作風は他の作家では得がたいものです。この中で空気の話が出てきますが、この小説自体も独特の空気を感じさせます。
アナログな味も、クラフト・エヴィングに惹かれるもうひとつの理由かもしれません。デジタルのように、手に取れない、目に見えない、聞こえない、区分けできない、そんなものがいっぱいあふれている小説です。
今回も中身も知らないままに購入しているのですが、今回の78がSPにつながるタイトルだとは思いませんでした。『針がとぶ』のときもなんのことだかわからなかった。感がにぶいのかな。
いつものことながら、傑作ではないけど捨てがたい何かを感じさせてくれる一冊です。結局はフィクションなのですが、より現実に近いところから、ファンタジックなところへとつづくラビリンスをさまよっているようであり、パラレルワールドを見ているようであり。なかなか不思議な気分になれます。

[本▼▼▼▼▽]
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2006.01.29 | 本  | トラックバック(1) | コメント(2) |

この作品のラビリンスっぽいところがすごく好きです。どの道を行ったらどこに繋がるんだろう…って、ずっと彷徨っていたくなるような作品でした。
あ、でも私も読み始めてSPが登場するまで、78が回転のこととは気づきませんでしたよ。「針がとぶ」の時もそうでした。次に登場した時は分かるかしら… 「針がとぶ」なんて、分ってしまえばそのまんまですよね。(笑)

2006.01.31 05:19 URL | 四季 #Mo0CQuQg [ 編集 ]

つながっているようで、つながってなさそうな、そんな感じですよね。まったく別の作品として書かれているわけでもないようなので、トータルのバランスが絶妙ということなのかもしれないですね。

2006.01.31 18:03 URL | uota #ogz9v/Dw [ 編集 ]












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「78」「十字路のあるところ」吉田篤弘
  [amazon] [bk1] [amazon] [bk1] 去年の暮れに出た、クラフト・エヴィング商會の吉田篤弘さんの2冊。「78」は、78回転の古いSPレ...

2006.01.31 05:11 | Ciel Bleu

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