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藤原 正彦
はたしてこの本に品格があるかと言われれば、ちょっと頭をかかえてしまう(笑)
物事をクリティカルに考えるのはいいことだけど、なんでもかんでも批判すればいいというものでもないし、自己主張だけをすればいいというものでもない。視点を変えるためには絶好の一冊と思う反面、事情のわからない人が読むと相当の誤解を生む可能性がありそうです。ナショナリズムを否定しながら、読み違えるとナショナリズムを扇動しているようにも感じられるし、自由・平等などの否定は階級主義にも取れる。教養やエリートの話では大衆否定の権威主義にも受け取られかねない。
言いたくても言えそうにないなかなか勇気ある発言も多いだけに、こんな軽い感じに編集してしまった出版社の責任も感じてしまいました。
唯一絶対に大切なことだと思ったのは、日本人の情緒のすばらしさ。欧米との対比の問題でなく、こういう感性を持った国民として生れたことを誇りにしたいと思います。
[本▼▼▼▽▽大盛]
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2006.01.21 | 本 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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