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G. ガルシア=マルケス

機が熟すまでとっておきたいものってあります。時間をたくさんかけてゆっくり味わってみたいものもあります。期待を裏切られるのが心配で手にできないものも。
ガルシア=マルケスの『百年の孤独』はそんな1冊でした。寝かすこと15年! 寝かしすぎかな。めずらしくこれ1冊に1週間をかけて楽しみました。実際100年を400ページにしているので、そのぐらいの敬意を持って読まないといけないかと。
ブエンディア一一族の登場人物は何世代にも渡り、同じような名前も繰り返しでてきます。ストーリーも数行単位で展開するようなところも多いので、とても斜め読みできませんでした。家計図にメモを入れながら読んだのなんて初めて。
孤独で愛のない一族が、愛に途絶える。なんとも情けない話です。ラテン特有の奔放さや不可思議な言動や現象、歴史や自然ののいたずらが彩を添えます。ただ、そこには刻むような時間の感覚がなく、それすらも解けて流れているように感じます。混濁した空間に100年が封じ込まれているようです。ウルスラが言うように、同じところに戻り繰り返すような生き様。
簡単にコメントするにはあまりにもったいないので、この程度にしておきます。期待に答えるもっとも大切な一冊に出会えました。すぐにでも読み返したいほどの収穫です。

[本▼▼▼▼▼]
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2006.01.09 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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