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原 武史

荒川洋二さんが20年に1冊出るかどうかの新書と紹介をしていた本です。
タイトルから想像できる鉄道マニアのためのものではなく、鉄道を通して日本の歴史や文化、生活といったものが書かれています。明治学院大学で政治学を教えているという著者の知識の幅は広く、こういう形で日本の近代史を見るというのもとても興味深いものです。鉄道を身近において考えるようなこともありませんでしたが、日本の技術や文化の近代化は鉄道とともにあったことをあたらめて感じさせられます。明治、大正、昭和を見る鉄道の視点はとても興味深くあり、意義深いものです。「御召列車」、「1分の行動」、「富士、桜の列車名」、「ヒットラーと鉄道」など、著者の博識さには感心させられるばかりです。どんな偏った趣味であっても、使い方ひとつで意義深い教養になっていくという見本のような方ですね。ひとつでもよいので、これぐらい深めてみたいものです。
鉄道紀行文学の系譜としてあげられている、内田百間、阿川弘之、宮脇俊三もの少し興味を持ちました。内田百間などをそういう読み方をするとまた違った楽しみがでてきそう。
著者が青葉台在住で同じ沿線に住んでいることにも親近感を感じました。柳田國男の歩いたところや墓が生田の春秋墓苑にあるなども地元ならではの話題で楽しく読めました。
一遍、一遍がとても密度が濃いのと、それぞれが異なった視点で書かれているので、1冊にまとめたことで逆に散漫な印象を与えてしまいそうなところがちょっと気がかり。

[本▼▼▼▼▽]

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2005.12.23 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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