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山本 幸久

一作ごとに評価の高まっている山本幸久。今回は、小さなデザイン事務所で働く凪海(なぎ)と大滝、黒川の3人の仕事と友情の物語。いずれも事業をするにはまじめすぎて、ちょっと頼りないお人よし。仕事はできるのに商売っ気のないのがたまにきずというところ。そこに、今は別会社を設立し成功している美人の醐宮(こみや)がからんでくる。
今、青春小説を書かせるならこの人をおいてほかにないのかもしれないですね。変な設定をしないで、魅力あふれる人物たちとさわやかで伸びやかな交流だけで読ませる力はなかなか侮れないかもしれません。前作あたりでは大人の心情も描いてみせましたし、実力では今や伊坂幸太郎より上かもしれないですね。女性作家の森絵都さんを男性にしたようなうまさとでも言えばいいでしょうか。
著者の生活エリアが近いせいか、舞台設定にいつもながら親近感を感じます。代官山や中目黒あたりを使ってくるところはあざとさを感じるところもありますが、まあよしとしましょう。
個人的には年の差を感じすぎますが、近い世代にはなかなかよいのでは。

[本▼▼▼▽▽大盛]
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2005.12.11 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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