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アヴラム・デイヴィッドスン

なんだかよくわからないときは、作家の受賞暦などを持ち出してお茶を濁すのがいいですね。
「物は証言できない」でEQMM短篇小説コンテスト第一席、「さもなくば海は牡蛎でいっぱいに」でヒューゴー賞、「ラホール駐屯地での出来事」でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞、The Enquiries of Doctor Eszterhazyと「ナポリ」で世界幻想文学大賞を、それぞれ短篇部門にて受賞。さらに、世界幻想文学大賞生涯功労賞受賞まで受賞している。
ミステリー、SF、ファンタジーそれぞれで傑作短編を書いたという経歴をもつ稀有な作家なのだそうです。
読んでみてまず思うのは、読みにくくわかりにくい文章。最初、翻訳の問題なのかとも思ったりもしましたが、この人の文章を悪文と言い切る翻訳家もいるのですから、訳のせいではないようです。逆に訳がわかりやすくしてくれているという話さえあるようです。
では、なんでこれほどまでに評価されるか、それは文章のうまい下手などというレベルを超越した作品の魅力ということになります。受賞歴からもわかるようにバラエティにも富んでいます。それを説明しようと思うのですが、これはそれすらも許さない独特の世界としか言いようがありません。オリジナリティの種類によっては、それがいかに個性的であるか説明しやすいものもありますが、この作家に限ってはそれすらできないのですからやっかいな話です。わかりにくささえ魅力といういかにも幻想文学らしい評価になりそうです。
書いていてもさっぱり埒が明かないので、このあたりにしますが、読みにくく恐ろしく魅惑的な短編を書く人であることは間違いありませんね。一度読んでよくわからないものを何度も読み返してみたくなる本です。麻薬の類はやったことはありませんが、それに似た中毒症状を起こす本かもしれません。

[本▼▼▼▼▽汁だく]

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2005.11.22 | 本  | トラックバック(1) | コメント(2) |

コメント&TB失礼します。
なかなか内容を把握できず、
「ん?ん?」としょっちゅう巻き戻ししながら読みました。
それでも一気に読了となったのは面白かったからでした。
まさしく中毒症状ですね。
英文で本を読んだことなどないのですが、
その悪名高き悪文を体感してみたい気にもなりました。

2006.01.15 13:43 URL | 現象 #nl2TgjRk [ 編集 ]

コメントとTBありがとうございます。
わかりにくさが、楽しいというような本ですね。2度、3度と読むと面白さが増すような気もしました。

2006.01.15 22:19 URL | uota #ogz9v/Dw [ 編集 ]












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この世はほぼフィクション
音楽でいうところのミクスチャー。16からなる短編はミステリー、SF、ファンタジーが混ざる。ユニークな設定、まずその発想があまりに豊かで、心してかからないと置いてけぼりを食う。オチがしっかりしているためか、大衆娯楽のようでいて骨が太い。世界は、見聞の段階で既に

2006.01.15 13:37 | ソウウツおかげでFLASHBACK現象

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