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東野 圭吾

なんだか、まわりのいろいろな人がいいというので半信半疑で読みました。『手紙』以来の東野圭吾です。
この方の話しは、展開がわかりやすい安心感がありますね。プロットも整理されていて、余分なところや不足するものがない分、無駄の少ない整理された文章という印象があります。全編を通じた時間軸も明快で、ストーリーの濃度に意図的なムラのようなものもないため、芸術性はほとんど感じないのですが、難解さからくるストレスがまったくないのがおもしろいです。
これがエンターテイメントとして万人に好まれる所以なのでしょうね。
『手紙』のときも感じたのですが、ストーリー以上に人と人の交流や情のようのものが心地よい作家でもあります。決してベタベタせず、それでいてそこそこにしっとりしているんですね。

物語の方は、帯やタイトルから想像するとおりなのですが、さすがに結末は予想をできませんでした。ただ、これはありそうでいて実はないなという気がしないでもないですね。それをやるにはそこにいたる靖子に対する心情面での設定が甘すぎるかなぁ。物語世界だけのリアリティに欠けるバーチャルな愛といった感じも残ります。それが逆に先生のキャラクター設定だとしたら、帯や解説自体に誤りがあるのかもしれません。でももしそうなら、康子の最後のあたりは工藤と幸せになったほうがいいな。
終わってみれば、後に残るものは少なく浅さとか緩さが残るお話しでした。分かりやすさの代償と考えればこれはこれでひとつの小説のあり方ではありますが。
休日のお気楽文学としてはかなりお奨めです。

[本▼▼▼▽▽]

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2005.11.06 | 本  | トラックバック(5) | コメント(4) |

junikeです。
東野圭吾といえば、どれも緻密なプロットの設計図でも書いてから書き始めているのではないかという気がしています。
『手紙」以来ということであれば『秘密』はまだ読まれてないですか?
その後似たような設定の小説などがたくさん出てしまったのでちょっと古くなってしまったかもしれませんが。。
おそらくほとんどテレビドラマなどご覧になってないかと思いますが『白夜行』は来年ドラマ化されるらしいです。

2005.11.10 21:01 URL | junike #- [ 編集 ]

こんにちは。
『秘密』は読んでないです。おもしろいですか?
また、機会を見て読んでみます。
東野圭吾は過読のときのリセットにちょうどいいですね。

2005.11.10 23:19 URL | uota #ogz9v/Dw [ 編集 ]

過読のリセットにしてはたとえば『白夜行』はちょっとボリュームも中身も重いかもしれません。でもuotaさんがもし80年代を20代くらいで過ごされたのであれば、そういう意味でも面白いかもしれません。時代背景描写などが。

『秘密』は人心入れ替わりものなのでよくある設定ですから、流し読みでいいかもしれませんが、最後の最後の「秘密」の部分にはなんともいえないせつなさが残ります(映画版のラストとは違う)。

2005.11.11 06:25 URL | リセットですか #- [ 編集 ]

ご説明いただきありがとうございます
『白夜行』もおもしろそうですね。世代的には合いそうですね。
東野さんの作品はよみやすいので多少のボリュームは大丈夫です(^.^)
テレサ・テンを買われたのですね。また感想をお聞かせください。お気に召すといいのですが。

2005.11.11 07:00 URL | uota #Uv0OKz6k [ 編集 ]












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