上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |

amazonへ

池永 陽

使い捨てカメラとメモを残し失踪した沖縄与原村出身のカメラマン嘉手川重吾。
その子供を身ごもった岩下耀子がその行方を沖縄に追う。
死を感じさせる沖縄の写真を撮る嘉手川に何が起こったのかを追うちょっとミステリータッチの物語。

この小説のよいところは、沖縄の陰と陽をうまく表現しているところでしょうか。
自分が現地で感じたものととても近い沖縄像だったこともあり、リアリティを感じながら読めました。
岩下耀子が沖縄料理屋をたずねた先が、ちょうどこの本を読んでいた喫茶店から100メートルぐらいのところだったので、思わずあたりをキョロキョロしながら(笑)
ストーリーもテンポよく進むのであっという間に読めます。

ただ、難点をあげるなら、おいおいそれはないだろうとか、その展開は小説とはいえちょっと臭くないかといったところが随所に。
耀子が中学生の圭に迫るあたりは、おかしいぐらい意味不明。
この著者はキャラクターを描くことにあまり長けてない印象もぬぐえません。
ペンション「うみんちゅう」の主人照屋の沖縄戦の思い出話も、あまりに唐突。
あんな話しをするほどの打ち解けた人間関係にあったかと思うと少し疑問を感じたりもします。
ストーリー自体も変化に富むといえばそうなのですが、つぎはぎだらけのような印象も否めませんでした。
垢抜けないというといいすぎかもしれませんが、センスがちょいと古いのが気になります。
著者の年齢を考えると、年の割りに若作り的な作風ということに気づくわけですが、そこに無理があるのかなと思わずにはいられませんでした。
『コンビニ・ララバイ』が本の雑誌で絶賛された作家ですが、以前B級イメージが払拭できないところが残念。

[本▼▼▽▽▽]
スポンサーサイト

2005.10.18 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://slowfish.blog9.fc2.com/tb.php/600-b43bc0b9

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。