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かなしみの場所

大島 真寿美

この本はどうして「かなしみの場所」というタイトルになったのだろう。
かすかにつかめたというのが正直なところ。
梅屋という小さな雑貨屋に作品を置いている果那という女性が主人公。
彼女を取り巻く家族、親戚、知り合いの日常が静かにつながっていく。
圭太郎おじさんの話は隠し味のように効いていてうまいなぁと思いました。
みんなそれぞれに生きていくんだなぁと当たり前のことを当たり前に感じる小説です。
普通の家族ドラマのようなテーマでありながら、どろどろにならずとてもみずみずしく描かれているところがすばらしい。
「悲しみ」が灰の中のダイヤモンドのように思えます。
普通の生活にありながら誰も気づかない密やかな輝きをそっと届けてくれるようなお話でした。
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2004.07.31 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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