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日傘のお兄さん


この作者、まだ弱冠22歳。
芥川賞の綿矢りさ、金原ひとみと同じ82年組です。
読後感は、なんとも言えない不思議な世界観を持っている人というのが第一印象です。
メルヘンのようであり、ホラーのようでもあり、それでいて妙な懐かしさが心地よい。
なんとも言えないオリジナリティ。
少なくとも装丁やタイトルにいわさきちひろのようなイメージを持つととんだことになります(笑)
あまり人が触れないような領域をうまくついてくるなぁというのが率直な感想。
こんなことはそうそうないと言いたいところだけれども、どこか心の琴線に触れる壺を押さえた短編集です。
この本を読んで泣けたという人もいるようですが、それもわかるような気がします。
いずれの登場人物も孤独感と不器用さを持っているんですよねぇ。
誰もが心のどこかに持っていそうな心象をうまく拾い上げているような気がします。
バイバイラジオスター、すこやかなのぞみ、あわになる、日傘のお兄さん、猫のように...
一気に読み終えてしました。
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2004.07.31 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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