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朝鮮半島をどう見るか

木村 幹

最初にあたりは、学者が現状の朝鮮半島分析する学会の方法に対して批判しているのかと思いました。
ところが読み進むうちに、物事を見る際のステレオタイプ的な思考に思い当たるところがあれこれ出てきて。
まさに著者の指摘のとおり、現実をまったく見ないままでだれかの考えたことを自分の意見のごとく話しているのではないかと。

  朝鮮半島の各種サイズ(面積、経済力...)
  小国という強迫観念
  民族運動の誤った認識
  「和解の儀式」のなかった日朝関係
  核武装の本質
  など

こんなことも明らかにならないままに議論がなされていると思うと隣国にいながら情けない気持ちになります。
世界で日本の朝鮮半島研究が無視されてきているというのも頷けるというものです。
いずれもが朝鮮半島に対する、本来あるべき視点を教えてくれるものでした。
いずれの例もとても新鮮でした。
読後、自分の朝鮮半島に対する認識が何に基づくものだったのか疑いたくなるような気分になります。
この本に最終的な答えはないのですが、常識を疑うことや自分で考えることの大切さを教えられました。

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2004.07.25 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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