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介護入門

モブ・ノリオ

ミージシャンでもあるモブ・ノリオ氏の芥川賞作品
さすがにミュージシャンだけあって文体そのものに独特のリズム感を持っている
小説を読んでいるというより音楽を聞いているというほうが近いような気さえします
このオリジナリティあふれる語り口調はちょっとした驚きですね
じっくり読めばことばのひとつひとつに対するこだわりを感じるし、流して読めばアジテーション演説のようなリズムが身体を包みます
Cows の Cabin Man ♪
別に韻を踏んでいるわけでもないのだけど、文中に合いの手のように入る「YO、朋輩(ニガー)」という言葉がラップのライブでも見ているような一体感と躍動感を醸し出します

もうひとつのこの小説のおもしろさは、いいことをしている人がその感情の高ぶりをぶちまけているというところ(とはいうもののマリファナやジョイントの常習者ですが)
ふつういいことをしている人はそのことについてああだこうだ説明しないものなのにこの人は違う
それを正々堂々とあけっぴろげにぶつけてくる
ある意味当たり前の正しさを代弁してくれる快感を感じさせてくれているのかもしれません
実際読んでいて、作者の実直でまじめな人柄を感じます

テーマは「介護」ですが、内容そのものは自分の大切な人への思いや姿勢を吐露したもの
特別なストーリーがあるわけではなく、祖母を「介護」をする主人公が見て感じたことが切々と語られています

さて次は、芥川賞の対抗馬と目されていた、舞城王太郎氏の「好き好き大好き超愛してる。」を読んでみます
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2004.07.17 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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