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パイの物語

ヤン・マーテル

インドの動物園経営の家庭に育った16歳のパイ・パテル
インドの政情不安から家族とともにモントリオールへ移住するために日本の貨物船ツシマ丸に乗ることに
ところがこの船が嵐に巻き込まれ、あえなく沈没し海の藻屑になってしまう
海に投げ出されたパイは、運良く1艘しかない救命ボートに命を救われる
ところがこの救命ボートに乗り合わせたのは、シマウマ、オラウータン、ハイエナ、そしてベンガルトラのリチャード・パーカー
大海に小枝のように漂う救命ボートでの生活は、傷つき飢える動物たちとともに227日もの漂流を強いることになる

暑い夏の日に大海原へ思い馳せながら一気に読み終わりました
前半はパイの動物や神への関心の強さなどが描かれるのですが、話は有無を言わさず一気に太平洋の漂流生活へと進みます
第三部は救われたパイに聞き取り調査をする日本人トモヒト・オカモトとアツロウ・チバとの会話
これがまた本旨と違ったちぐはぐな会話で寓話性とリアリティの隙間のようなところに落とし込まれてしまいます
この3部構成がストーリーを面白くしているのかな
これもブッカー賞(2002年受賞) 、ブッカー賞の懐の深さを感じる作品です
独特の寓話テイストを持つ子供向けの冒険小説のようでいて、命の尊さとか共存の意味についての余韻を残してくれる冒険小説です
実は冒険ではなくて、インナートリップなのではないかというような味わいもありました
なかなかおもしろく読みましたが、どこかしら整理しきれないまま読了(笑)
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2004.07.11 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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