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宮田 律

タイトル通り、「水と環境」、「復興」、「イスラム過激派」、「民主化」、「分離壁」、「核」、「民族宗派問題」、「国際主義」の8つのキーワードで中東世界を理解しようという趣向の本です。
それぞれに着目すべきポイントはあるのですが、背景が重なるところがあるので、分類自体に多少無理があるような気がしました。
それだけ中東問題は入り組んでしまったのですね。
ありきたりですが、国家間の宗教や利権による対立、地政学的な見地でまとめたほうがわかりやすいかな。
それはそれとして、新鮮な始点もいろいろあり中東の最新状況を知る上で参考になる本でした。

イスラエルが必要とする水の半分から3分の1が第三次中東戦争で占領した土地からくみ上げ、パレスチナ人はイスラエル人の4分の1しか水を使用できない実体
2025年までに倍増すると言われる中東・北アフリカの人口
貧困家庭の教育をつかさどるモスク(寺院)や宗教学校による思想教育
反米的なイラク化による反イスラエルの
イラクのシーア派台頭を異端として好まないサウジアラビア
タリバンの資金源となっているアフガニスタンのケシ栽培
アメリカの遅々として進まない偽善とも言える民主化
エルサレムを首都とするパレスチナ国家の樹立を認めたジュネーブ合意を無視するイスラエルとアメリカ
イスラエルの分離壁建設のために90億円融資保障したアメリカ
パレスチナで和平を目指すファタハから政治的、文化的侵略に自爆で抵抗するハマスへの支持増
イラク保守派のハメイニ最高指導者の壁にたじろぐ改革派のハタミ大統領の苦悩
革命の指導者ホメイニ氏に始まる王制を擁護していたアメリカへの不信
イラン国教のイスラム教シーア派を嫌うアフガニスタンのタリバン駆逐への支援
イスラエルにイラクとともに敵対するイラン
アメリカのユダヤ系圧力団体AIPAC(アメリカ・イスラエル公共問題委員会)
セーブル条約で独立を約束されながらキルクークの石油資源ほしさにクルド人の独立を反故にしたイギリス
第一時対戦後のイギリスとフランスの利益配分の都合で生まれたイラク、ヨルダン、シリア、レバンン、イスラエル、パレスチナとそれらに分断されたクルド人

[本▼▼▼▽▽]
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2005.09.05 | 本  | トラックバック(1) | コメント(2) |

こんばんは、初めまして。

私は昔の映画「アラビアのロレンス」を見たのがきっかけで中東史に関心を持った者です。
紹介された宮田 律氏の本は読んでないのですが、面白そうですね。以前アラブ側から書かれた十字軍についての本を読んだ事がありますので、TB貼らせて下さい。

2005.09.05 21:08 URL | mugi #xsUmrm7U [ 編集 ]

mugiさん、はじめまして。
コメント、TBありがとうございます。
この本は、決して体系的に書かれたものではないので、読みやすいようでいて読みにくいようなところがあります。
ただ、最近話題のかゆいところに手が届くような満足感を得られるかもしれないですね。
『アラビアのロレンス』は見たことがありません。
これを見て中東に興味を持たれたのですね。
ぜひ一度私も見てみたいと思います。

2005.09.05 21:38 URL | uota #ogz9v/Dw [ 編集 ]












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アラブが見た十字軍-アミン・アマルーフ著
「これは野獣どもの放牧場なのか、それとも我が家、我が故郷なのか、私には分からぬ」「この世の民は二つの種類に分かれる。頭脳はあるが信仰のなき者と、信仰はあるが頭脳のない者と」以上はシリアのマアッラ出身の詩人アブール=アラー・アル=マアッリ(1057年没)の嘆きだ

2005.09.05 21:13 | トーキング・マイノリティ

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