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シオドア・スタージョン

河出書房新社の奇想コレクション・シリーズ。
『人間以上』で国際幻想文学賞受賞したシオドア・スタージョンの奇想コレクション・シリーズ2作目。
ほどよくサスペンスとミステリー、ホラー、SFがブレンドされ、ほんの少しの温かみもある世界観にみごとに引き込まれます。
ひとつ選ぶなら、表題作の『輝く断片』がちょっと気味悪いけどいいかなぁ。
他の短編も負けす劣らず上質なひねりものが並びます。
スタージョン独特のテイストは、なかなか真似のできないものですね。
いずれの終わり方も、そこはかとない無常観が漂うというか、悪人が悪人になりきれないようなはかなさのようなものを感じます。
ねじれかたとドライになりきれない余韻がこの人のすごさかな。
読み終わってしばらくしてじわじわくるようなところもあります。
基本的に人が好きなんでしょうね。
奇想コレクション・シリーズは、アルフレッド・ベスターの『願い星、叶い星』、テリー・ビッスンの『ふたりジャネット』に続いて3作目ですが、いつも奇妙な作風にとりつかれます。
3作の中では、今回のものが一番好きかな。

[本▼▼▼▽▽大盛]納豆つきか
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2005.09.04 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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