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いしい しんじ

読み始めてからすぐに「プラネタリウムのふたご」を書いた人だということに気がついた。
それに気がつかないで手にしたというのもどうかとは思うけど、それほど印象深い作風を持った作家なのだと思う。
今回は98年ごろから「新刊展望」に連載された短編等をまとめたもの。
いずれもがとてもおもしろい物語になっている。
短編を書く作家は多くいるけど、この人の書く物語はなぜか自分のツボにはまってしまう。
個人的には、乙一など比較にならないほどおもしろい。
ミステリーや寓話のようでありながら社会性を感じさせる。
一見クールなように見せながら、そここに温かみが滲み出る。
多くの作品に使われる大阪弁もとてもいい味を出している。

こんなにいろいろな物語を創造できる作家も珍しいような気がします。
こういう作品を携帯小説にすればいいのかもしれない。
ほんの5分で小説を1冊読んだような満足感が味わえるお徳感がすばらしい。
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2005.04.09 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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