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広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由―フェルミのパラドックス

スティーヴン ウェッブ

If the Universe is Teeming with Aliens... WHERE IS EVERYBODY?

宇宙人のみんなぁ、どこにいるのぉ?
この本は一応まじめな本なのですが、タイトルや内容を見ているとそれだけでないユーモアを感じます。
目次を見ただけで、なんだか笑いがとまらなくなってしまいました。

話のベースになっているのは、フェルミのパラドックスト言われるものです。
フェルミという人はニュートリノの理論的存在を発見した人で、ノーベル物理学賞も受賞した有名人。
原子爆弾の開発をしたマンハッタン計画でも重要な役割を果たしたそうです。
パラドックスとは、「~に反する」という意味の「パラ」と、「見解・判断」を意味する「ドクサ」からなる言葉で、ある見解とともに、別の、互いに排除しあう見解があるということです。
フェルミのパラドックスとは、知的生命が存在すると予想されるのに、その兆しが見えないということを言います。
本書ではパラドックスを崩すために、「みんな、どこにいるのぉ?」という問いかけに答えようとした事例を紹介しながら、その50の答えをひとつずつ論破していくという形式をとっています。
50のパラドックス崩しによって、宇宙にはだれもいないよという答えに収斂させちゃったというわけです。
フェルミのパラドックス崩しは、「彼らはもう来ていて、ハンガリー人だと名乗っている」という珍解答に始まって、「動物園シナリオ」、「神が存在する」、「われわれはみんなエイリアン」、「通信する気がない」、「家から出ない」、「銀河は危険なところである」、「言語は人間のみのもの」などなど、ばかばかしいほどに様々。
「動物園シナリオ」は「マトリックス」や「トルーマンショー」のパターンですね。
実は来ている、存在するがまだ連絡がない、存在しないの3つの分類からかなり本格的に検証されています。
まじめなんだか、冗談なのかわからないようなおもしろみにあふれた1冊です。
ばかばかしさと知的興奮をいっしょくたに味わえる珍しい本でした。
こういう乗りは欧米人ならではですね。
それにしても宇宙の果てのことを考えると、いつもどうしていいかわからなくなります。
そこがフェルミのパラドックスを魅惑的にするのでしょうね。

ユリイカの青土社もいろいろがんばっちょりますな。
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2004.10.19 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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