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リリー・フランキー

著者が主人公なのだろうか。
ストーリーはすべて主人公の一人称で書かれている。
自伝なのではないかとさえ思えてくる。
リリー・フランキーの名前は初めて聞いたので、そうなのかどうかはわからないけど、少なからず経験を踏まえて書かれているところが多いように感じる。

そういうこともあってか、普通に起こりえそうなことが妙に琴線にふれる。
彼の場合は特殊な環境と言えなくはないけど、それを差し引いてもオカンやおばあちゃん、オトンの愛情は痛いほど感じる。
親というのは自分の身を粉にして働いて、食べるものも食べず子供に尽くすものなのだということを今さらながらに思い感謝する。

それにしても、この小説の時代背景はいろいろな懐かしさでいっぱい。
わすれかけていた思い出が走馬灯のようによみがえる。
同時代の人がみんな同じように感じるものなのだろうか。
そうだとしたら、それはそれですばらしい小説なのかもしれない。
あまりに懐かしい、すべてが懐かしすぎます。
これも、昭和レトロのひとつなのかも。

『フラッシュダンス』、ジョン・レノン射殺、谷村新司の「天才・秀才・バカ」、チェリオ、モーリス・ギター、「決闘」、チルチルミチル、ポンポン菓子、プラッシー、ねぶりクジ、夏休みの友、ハイライトの空き箱で作った手まり、パッチンなどが、これでもかというほどちりばめられている。

著者の小説家としての技量は不透明と言えるかもしれないけど、この小説に書かれた世界はいやになるほどの郷愁を感じさせる。

30
「親子」の関係とは簡単なものだ。
それはたとえ、はなればなれに暮らしていても、ほとんどあったものすらないものだとしても、親と子が「親子」の関係であることには代わりがない。
ところが、「家族」という言葉になると、その関係は「親子」ほど手軽なものではない。
たった一度の射精で、親子関係は未来永劫に約束されるが、「家族」とは生活という息苦しい土壌の上で、時間を掛け、努力を重ね、時には自らを滅して培うものである。


母子のつくる「家族」はとても言葉では語りつくせないですね。
毎年小さくなる母親に1日でも長生きしてほしいと思います。
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2005.07.26 | 本  | トラックバック(2) | コメント(0) |












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東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン
作者のリリーフランキーといえば、雑誌にエッセイを書いてる人だよね。ぐらいの印象し

2005.12.18 01:58 | 俺コレ見たい

母親とは?家族とは?
超世代文芸クォリティマガジン『en-taxi』で創刊時より連載されてきた長編小説が単行本に! 書店員なのに『売りたい!』って思う以上に、『読み終わったから貸そうか?』って言いたくなるし・・・。商売気も無くなるほどお勧めしたくなる、純粋でやさしい気分になれる本が

2006.01.27 19:32 | 《1147com》あるある大発見!いいしなドットコム

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