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町田 康

芥川賞を取った『きれぎれ』は、かなり危ない小説でしたが、こちらは最初から最後までばかばかしい笑いのスラップスティック小説。
とくに「犬死」のタイトル通りなおばかな展開、「どぶさらえ」の情けなくとんがった正義感、「ギャオス」の特撮の愛情あるチクリなどには激しく笑えました
話そのものもいいのですが、固有名詞や言葉使いもおかしいです。
『浄土』という本のタイトルも、読んで見れば確かにこういう『浄土』感にやけくそ気分で納得。
現世の極楽浄土がこんなだと言える町田康の生き様は間違いなくかっこいいですね。

ただ、このノリは、町田康と近い世代には圧倒的にわかりやすいものなのですが、そうではない世代にはどう映るのだろう。
70年代あたりのちょっと懐かしいタイプの笑いのようにも思いますが。
それをパンクの名の下にリバイバルかな。
考えれば、パンクも70年代ですけど。
読みきり小説として楽しみました。
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2005.07.19 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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