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アントン チェーホフ

最近本を読んでいると、軒並みチェーホフの名前を目にする。
昨年が没後100年だったことも多少は関係するかもしれないが、とてもそれだけが理由とは思えない。
ここまで来ると、単なる偶然ではなく自分のなんらかの嗜好がチェーホフにつながっていると思わずにはいられない。
若い頃読んだときには、さほど感動することもなく途中で投げたチェーホフをもう一度読んでみようと思いはじめた。
そして、先日読了した『遊動亭円木』の中で引用されていた、「いい天気だなあ、首をくくるにはもってこいだ....」という『ワーニャ伯父さん』の一文がチェーホフ再読のトリガーとなった。
まずは晩年の『かもめ』、『三人姉妹』、『ワーニャ伯父さん』、『桜の園』あたりから初めて、できるだけ多くの作品を読んでみたいと思う。

田舎でセレブリャコーフに尽くし土地を守り一生懸命生きてきたつもりが、中年になった今報われない現実に立ち尽くし、持って行き場のないむなしさにとらわれるワーニャ。
彼を取り巻く人たちも倦怠や喪失、不安などにとらわれている人ばかり。
どうしてこんなことになってしまったのかわからない憤りが悲しくもあり滑稽でもある。
決してじめじめしたものではなく、どことなくあっけらかんとした開放感のようなものも感じる。
久しぶりの読み返してみると、チェーホフはやはりただ者でなかった。
そんなことは、当たり前の話ですね。
やはり年を経て感じるところはあるものです。
人生における人の機微をこれほど象徴的に書ける人もそうそういないでしょう。
軽くてとんでもなく深いチェーホフにあらためて惚れ直してしました。
昨年、本場ロシアの日本公園を見る機会を逸してしまいましたが、いつかは演劇でも見たいものです。
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2005.07.11 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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