上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |

amazonへ

前田 昌孝

フジテレビとライブドア、西武鉄道のケースをもとに最近の株式市場を取り巻く状況をわかりやすく説明したものです。
わかりやすくとは言っても、そこは日常生活と少しはなれた株式のことなのでなんとなくわかったという程度ですが。

著者が一貫して書いているのは、株主を軽視した経営に将来はないということ。
会社はだれのものかという話はよくありますが、正直ここまで株主の権限が強まっているとは思いませんでした。
会社は経営者のもの従業員のものと考えている人にとっては眼から鱗の話では。
また、最近の株式売買に関連した法整備も手伝って、昔のようにうやむやのままに済まされるということもなくなったようです。
フジテレビとライブドアの攻防が詳細に書かれていておもしろく読みましたが、法的にどうなのかに照らしていくと圧倒的にライブドアに軍配が上がるのは間違いなかったようですね。
違法ではないけどやるかやらないかの問題で、ライブドアとリーマンブラザースは立会外取引をやるほうをとったということのようです。
法律の背景になっているのは株式の自由な取引、株主の利益をどう保護するかという一点に尽きます。

ライブドアの立会外取引の合法性、ニッポン放送の新株予約権発行の正当性、TOB価格を引き上げなかったフジテレビの株主へへの姿勢、SBIへの株券消費貸借契約による巧妙な防衛策。
フジテレビとライブドアの攻防が手に取るようにわかりました。

それにしても、株式市場を取り巻く法律の細かいことと、いまだ不十分なこと。
自由な取引というのはこれほどまでに法制化が必要なものなんでしょうか。
アメリカが金融で世界を牛耳る構造を、いまさらながらに痛感させられる本でした。
株式市場の現状と将来を対極的につかむためにちょうどよい本です。
スポンサーサイト

2005.07.02 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://slowfish.blog9.fc2.com/tb.php/272-d812224d

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。