上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |

amazonへ

中島 京子

中島さんの直木賞作。
FUTONなどから続く、過去の消えかかった事実を文献を通じて現代とミステリアスにつなぐ作風がより完成されたものになっています。
今回は昭和初期の戦時期に小さな家出女中として働いたタキさんのノートが物語を紡ぎだしていきます。
女性の目から見た戦争と暖かな家族の様子、タキさんの青春、これらがとてもうまくつながりながら、最後の一通の手紙に流れ込んでいきます。
最終章の現代になったあたりからの展開は圧巻。せつなさと痛快さが入り混じったような心地よさでした。
ほんとうに小さな2畳の部屋のタキさんの思い出が広い世界と時間を越えてつながるような、とてもいいお話だと思います。
カズオオシグロの『日の名残り』の執事の女性版のようなところもあります。

[本★★★★★]
スポンサーサイト

2010.07.17 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://slowfish.blog9.fc2.com/tb.php/1607-5541dde4

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。