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松尾スズキ

松尾スズキの書く物語は喜劇の王道なんじゃないだろうかと思うことがある。
どうでもよさそうな日常に足元を取られながらもよたよた生きている登場人物たち。
ここには成功者も完成もなくて、ただただ混濁した時間が流れているだけ。
ほんとは悲しいはずのことが、みんな喜劇に見えて底抜けに元気がいい。
人間の生きること=喜劇という楽しさがいっぱいつまってます。
イギリスのユーモアとは違い、なんのへんてつもない登場人物が生き生きと輝いて見えるのは、松尾スズキさんの慈愛としか思えないですね。
成功者であるはずの老人を賭けの対象にするという皮肉ともいじめともいえるストーリーなのに、この晴れやかさはなんでしょうね。
とにかくあらゆる人を横並びにした人間賛歌は気持ちいいですね。
これは芥川賞をとる価値のある小説だったな。
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2010.01.17 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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