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ジャック・ケルアック

これは翻訳があまりよくないのではと思う。原文で読むことができればもっと価値のある作品に感じるのではないだろうか。
ビート・ジェネレーションと呼ばれた当時の息吹を感じることはできるのだけど、いまひとつリアリティが感じられなかった。もちろん当時を知る人にとっては体験が補完し、なつかしく思い出されることが多いだろうなとは思える。
とくに原題の『オン・ザ・ロード』というタイトルにあるように、ロードノベル、ロードムービーに与えた影響は計り知れないのかもしれないと感じる。定住することなく移動し続けるところに人生を重ね合わせたところはかなり斬新だったのだろう。メキシコ、サンフランシスコ、デンバー、ニューヨークと渡り歩く展開は当時を懐かしく思い出す人も多いのだろう。
個人的には、当時時代を席巻していたジャズの様子がわかって楽しめた。過去の音楽としてではなく、時代そのものだったころのジャズの楽しさを体験することができた。
この小説では、描かれる交友こそがすべてで、当時の若者の心情がとてもよく感じられた。とくに作家のサルバトーレ・パラダイス(ジャック・ケルアック)とディーン・モリアーティ(ニールキャサディ)の交友は青春時代の普遍的ともいえる友情のあり方を感じさせてくれた。一見どうしようもない生き方と見えるディーン・モリアーティの隠れた思いにひかれる主人公のサルの心情は察して余りある。友情なんてこういうものだ。自分と違うタイプの友を持つことは往々にしてある。
ディーンに対してなにもできないままに自分が成功をつかんでいくところも、友人関係にはよくある話しだと思う。利害では説明できず、かすかな価値につなぎとめられえちくところが青春そのものなのだろう。

[本▼▼▼▼▽大盛]
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2007.10.21 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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