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ロレンス・ダレル

もう最初の読みはじめあたりから、胸ぐらをつかまれたようにまたあの世界に引き戻された。なんという筆力。これは相性がいいなんていっているレベルじゃない。この本を読んでしまうとあるジャンルの本はもう読む必要がないのではと思えてしまうほど。
20世紀になってこれほどのテーマが残っていたのかとさえ思えてします。恋愛でもないしサスペンスでもないし、生きる都市のなかで生かされているようにさえ感じる登場人物たち。決して近未来小説でもない。今の普通の生活。登場人物の死さえ都市のなかに組み込まれているよう。
文字をつかってここまで色彩豊かに描けるものかと思う。色彩豊かといっても色の話をしているわけではなく、言葉の連なりがプリズムのように光輝く。表紙の色合いがとのイメージをよくあらわしている。文章と絵画の境目がなくなるような錯覚にも陥る。
今回は主人公の自分勝手な解釈が間違っていると覆されるお話。まちがっているというか、時間をさかのぼり違う目線から起こったことを見直すようなものなのですが、これが別の話としても十分楽しめるもの。それよりも、すべてのページが美しい。こんな小説ってあっていいのだろうか。これは5つ星を越える傑作です。こんな楽しみがあと2冊もあるなんてなんと幸せなことか。
これはセカンドライフのブック&カフェでも紹介しよう。一般受けしなくてもいいや。

[本▼▼▼▼▼大盛]
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2007.09.03 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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