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フェルナン・ブローデル

歴史を政治から解き放ち、日常に目を向けたフェルナン・ブローデル。言わずと知れたアナール学派(史実よりも歴史構造に着目)を代表する歴史学者。
知る日とぞ知るフェルナン・ブローデルなのですが、この人の書く本はぶ厚くて高い。若かりしころ、高い志をもって大枚をはたいて購入した『日常性の構造1』もいまだ本棚に眠ったまま。
本書は『物質文明・経済・資本主義』の刊行直前に行われた講演用の原稿だったとのことで、フェルナン・ブローデルの主張するところがコンパクトにまとまっていてとてもいい入門書になっていると思います。
そのうち読もうと最近購入した『地中海』を読むに先立っての前知識としてもうってつけな本でした。地中海が資本主義の母体となったと言われると読書欲が弥が上にも高まります。
意外だったのは、一般的に言うところの「経済」により近いところで歴史が語られているところで、歴史学ではなく経済学の本と言われても納得してしまいそうなところもあります。
物質生活、市場主義、資本主義を別物として見ようとする見解や階層を利用する資本主義、 内因と外因による資本主義の搾取構造、「世界=経済(地域限定の部分的な経済)」の考え方の重要性など新鮮な視点に興味は尽きません。
資本主義を特別視せず、全体の一部とした上で、中心と周辺の格差や権力とのつながりを冷静に捉えていくところにフローベルを読む醍醐味を感じました。がんじがらめの資本主義を超えた視点に立てたことは心地よい体験です。

#灼熱の夏を膝丈パンツとくるぶしソックス、白Tシャツで乗り切る

[本▼▼▼▼▼]
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2007.08.11 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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