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川上 弘美

女流作家で新刊が出ると読んでみようかと思うのが、この川上弘美。
最近はすっかり癒し系で、「蛇を踏む」のころのような毒気?がないのが寂しいですが、癒しは癒しで一応楽しんでいたりします。
単に癒しだけではないうまさがあるのだろうけど、それが何かはよくわかってません(笑
きっと彼女の男っぽさにあるのだと思います。
ただ、どこが男っぽいかもよくわかっていません。単なる感覚だけ。

登場する人は「はぁ」という相槌が似合うような人たち。
あまり人間関係に悩みたくないというタイプ。
不器用ながらも淡々と生きている人といえばいいのかも。
とりたたて騒ぎを起こすような悪い人も出てこない。
言ってみれば、どこにでもある普通の生活。

主人公の中野さんは古物商で、私(ヒトミ)とタケオはそこで働く従業員。
そこに出入りする人たちとの交流がなんともほほえましい。
さしたる事件もなく物語りは進む。
先日読んだクレスト・シリーズの『遺失物管理所』の空気にちょっと似た感じも持ちました。
川上弘美の小説の物語はストーリーや登場人物などあまり関係なく、雰囲気を楽しむようなところがあります。
だから、どの作品に誰が出ていたかなんてことはあまり関係ないのかもしれない。
みんなカタカナで名前が書かれるところにもあまり実体を感じさせない。
気分転換にさらりと読んでしまえる小説です。


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2005.06.05 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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