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バーバラ・レオニ ピカード(高杉一郎訳)

小学校高学年以上を対象にしたものとのことですが、ふりがなこそついているものの、大人が読んでも十分楽しめるものでした。もとはオックスフォード出版部から1952年に出版されたもの。24巻の原詩を散文としてまとめたものをそのまま全訳したのがこの本です。
パロディの『ユリシーズ』を読む前の仕込みと思い読んだのですが、ギリシャの神々と人間が共存する世界は想像した以上に魅力的でありました。以前読んだ『イリアス(アレッサンドロ バリッコ 著)』はわかりやすくするためにあえて神の部分を除いたものでしたが、神と人間の関係もなかなかいいものですね。自然を擬人化したような人間臭いギリシャの神々に親近感を感じてしまいました。
『オデュッセイア』と『イリアス』はホメロスの作と言われていますが、その真偽は謎のままで、複数作者説からホメロス女性説まで様々なようです。その答えがどうであれ、文学の創世記ともいえる古代へのロマンに触れられることになんともいえない喜びを感じます。
紀元前8世紀という文字のないころに語られた2つの物語は、物語としてまったく色あせない完成度をもつもので、とくに今回読んだ『オデュッセイア』のほうは、冒険談としても人間ドラマとしてもなかなか読ませるエンターテイメントになっていて驚きました。3000年近く前に史実にそいながらこんな詩を残した人がいることにただただ頭が下がります。
さて、いよいよ禁断の『ユリシーズ』に突入です。

#大阪出張の合間に通勤の車内で

[本▼▼▼▼▽特盛]
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2007.07.14 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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