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成田 龍一

岩波書店から出ている「近現代史シリーズ」の4冊目。これまでのものも発売の都度読み損ねてきて、いよいよ一番気になる大正が出たところで手に取りました。
この本はよくある政治的な視点から書かれていないのがとてもいいです。デモクラシーというもの自体がそうだといえばそうなのですが、大正時代に民衆の立ち上がっていく様子がとてもよくわかります。
大正デモクラシーは「民本主義」の吉野作造と天皇機関説の美濃部達吉の二人が理論的指導者だったそうで、本書でもことあるごとに二人の名前が出てきます。
軍部の対等によりデモクラシーへの道は潰えたともいえますが、戦後の民主主義の下地は大正時代に萌芽したと言ってよいのでは。
この時代は日清、日露戦争の過剰な戦勝ムードや社会主義や共産主義の台頭、韓国併合、占領地での抗日運動、水平社の誕生、国粋主義の胎動、米騒動、第一次世界大戦などなど激動の時代でした。そんなところにもロマンを感じてしまいます。日本の勘違いと次世代への兆しが混在したような興味深い時代です。この時代に生きていたならどんな気持ちで生活していただろうと思うと妙にわくわくしてしまいます。
それほど昔でもなく、最近でもなく、遠くて近い歴史という印象です。

[本▼▼▼▼▽特盛]
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2007.06.25 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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