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夜の色

デイヴィッド リンジー

成功した企業家であり絵画蒐集家のシュラーデン。その裏の顔は国際的な犯罪者。
シュラーデンから多額の資金を奪い取った元アメリカの諜報組織FISの諜報部員ハリー・ストランドとの攻防が描かれたサスペンス。
諜報活動から足を洗い美術商を営む静かな暮らしをしていた彼へ向けられた刃が少しずつ幸せな生活を蝕み追い詰めていきます。
日本風に言うなら「窮鼠、猫を咬む」を小説にしたようなストーリーでした。
一人また一人と家族や昔の仲間を失っていくストランドの窮状がリアルに描かれ物語に引き込まれました。
マーラとのロマンスも適度に色を添えています。

決して凝ったものではないのですが、落ち着いた雰囲気を持った知的でおしゃれで、それでいてスリリングなサスペンスでした。
作中にも出てくるエゴン・シーレの作品をミステリー作品にしたような印象。
どちらかというとプロットよりも登場人物の心理を読み解いていくタイプのお話でなので、ウイスキーでも片手に、気楽に読書を楽しみたいというときにうってつけな1冊か。
欲を言えばマネーロンダリングのあたりをもう少しきっちりと書き込んでほしかったかな。
それとエンディングをなんとか...まあ、そんなことはどうでもいいか。
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2004.12.23 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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