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堀江 敏幸

めぐらし屋というのは結局なにかというと、思いをめぐらす人なわけです。それは主人公のめぐらしであり、関係してくる人たちのめぐらしであり、それらがあちらこちらへつながっていくという趣向。
親族であろうとも知っていることは限られているのだから、知らないところがあってこその人の存在する意味があるのかもしれません。
堀江敏幸の書く世界は確固たるつながりのないものが多いので、当然の帰結として思い巡らさざるを得なくなります。そのつながりにえも言われぬ縁のようなものを感じたりもして、それが心地よくもあります。
目のつけどころは堀江さんならではなのですが、完成度はもう一歩かな。今回は女性が主人公なのですが、どうも堀江さんが女性を書くというのがイメージしにくい。それは堀江さんがそのあたりに対して得意でない人であってほしいという願いからか。過去の登場人物と堀江さんが重なっていてギャップを感じるせいなのかもしれません。

[本▼▼▼▽▽汁だく]
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2007.05.14 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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