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多和田 葉子

夜行列車を介して連夜の悪夢をつなぐような話です。知らない土地に向かう列車のコンパートメントで過ごす漠然とした不安感がモチーフになってるのでしょうか。列車で不可思議な人と出合い異世界に誘われるあたりはゲームの名作『GADGET(シナジー幾何学より1994年発売)』を思い出しました。列車とは関係しませんが、構成を含めて先日映画で見たタブッキの『インド夜想曲』にかなり近いテイストも感じました。ただ、『容疑者の夜行列車』のほうがより拡散していて焦点がしぼりにくいですね。
フレーズのつなぎかたにもなめらかさがないので、ことばをモザイクのように切り貼りしたものを読んでいるようです。そのせいもあって、意図してかせずかはわかりませんが、なんとも不安定な心持にさせられます。不安定さ自体は著者の他作品にも共通するところ。最近の作品に比べると、こなれていないとも言えるし、刺激的とも言えるし、正直読んでいても判断しがたいところがありますね。
最新作の『アメリカ』などとちがって散漫で収集がつかなくなっていくようなところもありますが、こういう混沌とした世界観もありかなと思います。荒削りなところをよしとするかどうかで好みのわかれるところだと思います。

[本▼▼▼▼▽]
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2007.05.09 | 本  | トラックバック(0) | コメント(2) |

uotaさんも「GADGET」やったことあるのですね。
私、この間、もう1度やりたくなって、中古で買ったばかりです。
(以前、所有していたのはなくしてしまったので)
『容疑者の夜行列車』は地図を片手に読むと
自分も旅をしているような気分になれますよ。

2007.05.10 20:28 URL | LIN #- [ 編集 ]

え~っ、LINさんもGADGETやってたんですか。『容疑者の夜行列車』を読んで、もう一度やりたくなりました。
『容疑者の夜行列車』は、もう一度読んでみたい本ですね。おそらく違う感想を持ちそうな気がしてます。

2007.05.10 22:38 URL | uota #ogz9v/Dw [ 編集 ]












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