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ニコラス・ヴァニエ

美しいだけの自然を感じる映像は多いのですが、この映画の美しさは生活に根ざしたリアリティが支えている分だけ、厳しさをともなうほんとうの自然の美しさを感じられるものになってます。
最初、主人公だけが浮いたような印象をもっていたのですが、なんとこの人は実在する人で自然を守ることを信条として生きる狩人というではないですか。役者が演じていたのでなくその人本人だったとは驚きです。本人だからこそ役者のようなそつのない演技をできなかったのかと思うと、ますますこの映画のすばらしさを感ぜずにはいられません。
監督も冒険家だそうで、それがこの映画の地に足のついた映像を可能にしたのでしょうね。フィクションでありながら限りなくドキュメンタリーに近い絶妙のバランスをもった作品です。
ソリによる狩人と犬たちの移動がほとんどの場面を占めるのですが、それもただただ自然と向き合っているだけ。もっというと、ただ生きているだけという印象すらあります。生きる目的は何ですかとノーマン・ウィンターに問えば、自然とともにいることだけというだろうと思います。それ以上の目的などは感じられないですね。
「死とは命を受け渡していくことだ」という言葉が印象的でした。
時折はさまれる人との交流や愛情などさえもこの映画においては重要ではなく、生きるための補完関係という意味においては、人よりも犬との関係のほうが大切に思えてきます。いや、犬さえも人間に近いのかもしれません。物に満たされた街をあえて離れ、不自由な自然の中に身を置き生きる姿にことばにならない多くのメッセージが秘められていました。最後のトラッパー(罠猟師)ノーマン・ウィンターの祈りにも近い自然への思いがこめられた作品でした。
撮影はカナダ北西部に位置するユーコン准州。ノーマン・ウィンターの生まれ育った場所。グリズリーやビーバー、狼などのたくさんの動物も出てきます。監督のコメントつきで見るのも楽しみな作品です。

[映画▼▼▼▼▼]
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2007.03.25 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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