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形見函と王妃の時計

アレン・カーズワイル


ニューヨークの図書館員アレクサンダーは、図書館を訪れる蒐集家の金持ちの老人ジェスンに雇われる。
ジェスンの依頼は、蒐集した形見函に納まっていたと思われる品物を捜索し揃えること。
不足している品物とは、「ある発明家(エンジニア)の伝記」の改訂版「時間の書」に描かれていた、マリーアントワネットが所有していたと思われるアブラアム=ルイ・ブレゲ製作による懐中時計だということがわかる。
その名も、王妃=偉大なる複雑(グラン・コンプリカシオン)」。
同僚などとワシントン・ポストなどの過去時事を調べるが、懐中時計の行方とジェスン老人自体の謎は深まるばかり。
さらに、妻のニックはジェスンとの関係を疑い、夫婦仲も悪くなる一方。
一体、ジェスン老人の本当の目的な何か。

絵を描くものは見るもの
本を書くのは読者
タルトに味を与えるのはくいしんぼ
菓子職人じゃないんだよ

古代ユダヤの旧約聖書注解書
読むことは書くことに駆りたて、それがまた読むことに駆りたて、しれがまた書くことに駆りたてる。


これは、本が好きで好きで仕方がない人にとってはたまらない作品でしょう。
とくに機械仕掛けや古書、図書館などに興味関心のある人にとっては言うことなし。

持ってないものや想像でを生み出すものの価値について深く考える本でした。
なかなか奥深いテーマで消化不良になる可能性も大です。
迷宮の世界に閉じ込められたような気にさえなるので十分な注意が必要(笑)
さらに、専門用語がたくさん出てきて、なかなか手ごわい本でもあります。
これは、一体何のジャンルに入るものなのだろう?
渋くマニアックな知的ドラマ?

アレン・カーズワイルは前作「驚異の発明家(エンジニア)の形見函」でデビューし絶賛された人。
前作とこの作品とは直接ではないにしても密接な関係を持つという。
早くデビュー作のほうを読んでみたいものです。
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2004.11.28 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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