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「その時歴史は変わった」で柳田國男の『遠野物語』が扱われました。日本の民俗学を始まりとなった『遠野物語』を題材に柳田國男の生き様を紹介する内容でした。
『遠野物語』の冒頭に記されている「そのとき外国にある人に呈す」の外国にある人とは明治期の近代化に勤しむ全日本人に向けられたメッセージだったのだそうです。
『古事記の起源』同様、時代の節目にあって積み上げられた文化に目をむけ、体制や変化にすべてをゆだねることなく保持しようとする姿勢は変化の時代にあっては忘れてはならない視点なのだという思いを新たにします。
学生時代に伊良湖岬で拾った椰子の実の記憶が晩年の「海上の道」に結実したといいます。日本の起源はどこにあるかという問いに対して沖縄を示したわけですが、奇しくもその出版は対日講和条約であるサンフランシスコ平和条約発行の年と重ります。沖縄説の成否は別として、サンフランシスコ平和条約の第三条によって沖縄・奄美を含む北緯二九度以南の施政権が米国に委ねられたことを考えると柳田國男の「海上の道」に対する思いがいかほどであったか感じ入るものがありますね。単なる史実の検証だけではない民族の誇りのようなものを感じさえします。
民俗学の楽しみがまた少し増えたいい番組でした。
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2007.03.04 | テレビ | トラックバック(0) | コメント(0) |












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