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散る。アウト

盛田 隆二

先物取引に手を出したことから、思いがけなく急展開していく人生。
世の中にはこういうこともあるかもしれない。
なさそうでありえる妙なリアリティを感じながらも、舞台は東北から東京、ウランバートル、ウラジオストックと駆け足で展開していく。

社会派小説はあまり読んだことがないのですが、期待の割には軽い読後感でした。
最近の社会事情をあれこれもこれもなぞっているようなところが逆にそう感じさせるのかもしれません。
最近起こったチェチェン関連の事件などを中途半端に取り入れているのも空疎感を助長しているような気もします。
入り乱れる登場人物の背景がよくわからず、ストーリーが先走りしているようなところも小説世界に入り込めない原因になっていそうです。
日本からモンゴル、ロシア、フィリピンをまたにかける社会派ハーボイルド小説ですが、それが単なる絵空事のように思えてしまうのは私だけでしょうか。

chill out (熱狂の後の静寂)  が他人事のように感じてしまうのがちょっと残念でした。
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2004.11.27 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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