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ローリー・リン ドラモンド(駒月雅子訳)


5人の女性警官の生活を短編でつないだもの。凄惨な場面も次々に出てくるのですが、それがどうというよりも、そこから生きている人間の弱さややさしさやせつなさ、いじらしさのよなものを感じさせる小説です。
よくできたミステリーとか警察小説というよりもヒューマンドラマに近いかもしれません。おびただしい死や犯罪が出てくるのですが、それが人間そのものの在り様をみせてくるところがこの小説の醍醐味だと思います。

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「恐怖を抱えていたら、自分を赦すことも希望も持つこともできない。多くのことを知っているつもりでも、本当は少ししか知らない。何もかもわかっている者などいないと理解するまで、幸せには生きられない。自分が強いとうぬぼれてはならない。人は自らの弱さを抱きしめるとき、強くなれる。」

ということでしょうか。
とにかくすぐれたミステリーとしてすませるにはもったいないほどの深遠な世界を描いた小説でした。

[本▼▼▼▼▼]
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2006.12.30 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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