上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |

amazonへ

姜 尚中、宮台 真司

『世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて』を紹介した人から進められた本です。3年前に出版されたものですが、今読むとここ数年で日本の位置が現状に至るにあたっての経緯が読み取れるようなところもあり想像以上に挑発をされました。北朝鮮との関係、アメリカとの関係、そして日本におけるナショナリズムの問題、入り組んだ現実を日常とは異なるもうひとつのフィルターを通して見せられているようです。
政治学者の姜尚中と社会学者の宮台真司の二人がどういうところでかみ合うのか、あるいはかみ会わないのかに興味も覚えました。丸山正也の後継とも言われている宮台真司とウェーバー、フランクフルト学派を思想背景においた姜尚中それぞれが自己主張しつつもある部分調和するところもが本書の醍醐味といってもいいかもしれません。宮台氏についてはこの本がはじめてなのですが、ポッドキャストの番組も含めて、やや右よりの方かなという印象です。ここでは右か左も意味をなさないという話もあるのですが。大衆を救おうとしているのか馬鹿にしているのかわからないところもちらほら。専門知識を咀嚼して平易に伝えるミドルマンの役割を担うには少々過激かな。
ただ、それは主体性をもちにくいマスコミに対峙する知識人のプライドといえるようなものだと思います。マスコミで流されるわかりやすさだけを重視した本質とかけ離れ、オブラートに包まれた世界観がいかに偏ったものであるかを感じます。
二人のアメリカへの妄信批判は痛烈で、これに共感を感じる人には読んでいてすっきりするところも多いと思います。アメリカに依存しない日本のあり方に対する提言も多くされています。アメリカとの関係においてナショナリズムについて考える一助にもなりそうです。

[本▼▼▼▽▽特盛]
スポンサーサイト

2006.11.19 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://slowfish.blog9.fc2.com/tb.php/1219-a7e775ce

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。