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小熊 英二

明治以降の日本のとった道がとてもクリアにつかめる。もちろん異論がないとはいわないが、一本の筋が見えてくることは間違いない。たかだか100年の歴史なんてこの程度で、時代のうねりの途上にあるということを認識するのが大切なのだと思う。このぐらいの視点は必須?
福沢諭吉の西欧化に近代日本のはじまりをおいているところがとてもおもしろく読めた。侵略されるアジア側から侵略する欧米側になろうとして、教育により意思を持って自ら戦う国民をつくったということに驚いた。でも、本質的にはその通りだと思うし、そのつけなり、借りがいまだ解消できずにいるのがアジアにおける日本だと思う。
終戦から戦後にかけてのアメリカと日本(政治家と天皇)のかけひきもわかりやすい。結局アメリカ軍に大量の資金を払って防衛を買っている。冷戦へ備えるアメリカと謝罪を棒引きにした日本の思惑が一致して戦後の関係はつくられてきたというのも一理ある。
やはりそこに、アジアの一員としての意識は希薄と言わざるを得ない。真のナショナリズムを捨ててまでアメリカの一部としての道を歩むべきなのかどうかはわからない。その判断を常に冷静にしていくべきなのだろう。
周恩来と靖国神社問題の関連、シベリア抑留保障要求と中国からの要求拒否の矛盾、国家公務員費用の半分を占め増え続ける日本の軍事費、アメリカも望まない日本の軍事拡張など興味深い視点がいくつもありました。
これを子供向けというのはあまりにもったいない。平易な言葉でここまで本質を語れる小熊さんの力を感じます。

<覚え>
<民主>と<愛国>小熊 英二

[本▼▼▼▼▼]
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2006.10.22 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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