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加藤 徹

貝というのは、農耕民族に多い多神教的で財貨を尊ぶ殷人。一方の羊は遊牧民族に多い一神教的で主義を重んじた周人。華僑に見られる現実性は貝、中国人のイデオロギー色は羊ということになるらしい。異なる文化が殷周革命によってひとつになったことにより、一見裏と表が分離しているように見えてしまう中国の姿が浮かび上がってくる。
羊であった文化大革命を小平が貝の改革開放路線に転換していくあたりなどとてもすっきりと理解できる。
「泊まる」と「住む」を同じ言葉で表す中国の流浪性、仕事を通じた貢献である「功」と見返りなしに人を助ける「徳」使い分け、オープンなトイレにみられる大まかな縄張り感覚、皇室(国)ではなく士大夫(したいふ)階級によりつながる歴史の連続、海へ向かう積年の思いと尖閣諸島の問題、理念国名の中国と固有名詞国名の日本の違い、などなどの今まで理解できなかったことが次々に解き明かされていきます。
本書は、中国の表と裏に限らず、日本人との価値観の違いや意見の相違の根源を探るもの。この本を読んでいると相手の立場に立つということの意味をもう一度考えるいい機会になります。悪意を持たずとも生き方における基準の違いが対立を生むこともあるということです。一にも二にも相手の立場に立ってみることが大切。

[本▼▼▼▼▽]
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2006.09.24 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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