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河合 隼雄

神話と心理学、哲学はなにかしら関連を持って話せるものという印象はあります。いずれも人の心の深層につながるからでしょうか。
この本では、ギリシャ神話はもとより古事記や日本書紀、インディアン民話などから事例をひいてその関連を紐解いてくれます。もともと『考える人』に「神々の処方箋」として連載されたものだそうです。
著者の言う、科学全盛の現実がかえって人の心を不安にしているところに強い興味を覚えました。何かに縛られるにしても神と科学を比べた場合、科学はあまりに無味乾燥で人の立ち入れる余地が少なすぎるのかもしれないですね。たしかに非行や暴力、自殺などのが後を絶たない理由のひとつがここにあるのかもしれないと感じました。科学の信奉がもうひとつの重要な何かを捨てることになったようです。
個人主義、ネットワーク、意識の成り立ち、知りたがり、原罪の有無などなど難しい話が平易なことばで語られとてもわかりやすくなっています。
もうひとつは、物語のもつ意味。小説なども物語ではあるのですが、神話が身近にあったときの物語には今では考えられないほどの価値があったのだろうということです。単なる娯楽としての空想エンターテイメントなどではないダイナミズムをもつものだったのでしょうね。
神話から現代に移るころの「歴史」も知りたくて、ヘロドトスに関連した本も読んでいます。物語が物語でなくなる時代に興味が尽きません。
依然読んだ茂木健一郎の「クオリア」に改めて、科学と精神の融合のような役割と可能性を感じるこのごろです。

[本▼▼▼▼▽]
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2006.09.17 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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