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ロレンツォ・リカルツィ

これは老人恋愛小説といってしまうのはあまりにもったいない作品です。メランコリーだユーラスという評価も浮ついた言葉でしかないように感じられます。
恋愛に老若の差があるというのは一面にとらわれたものでしかないことがわかります。生涯を通じての恋愛とはこういうものをいうのだろうと思います。生きがいって「期待にこたえることではない」っていうのがいいですね。期待にこたえることに自分の姿を見出すなんて悲しいし、期待せずささげることがすべてなんでしょうね。それを愛というわけなんですが。それを見事に言い表している小説です。
読んでいてあきがこないのは、82歳の主人公トンマーゾを客観的に見ていた理学療養士の人の視点があるせいだと思われますが、もと物理学者で下半身不随になったトンマーゾと68歳の女性エレナもいい味だしてるんですねぇ。
著者のロレンツォ・リカルツィは、心理学者でありながら老人ホームを運営したこともあるそうで、その経験が余すところなく発揮されたお話です。
若くしてこういう老境を知ることができるのは本ならではですね。映画ならきっとこうはいかない。本書のテレビ取材にもあるように視覚が本質を見る妨げになりそう。

[本▼▼▼▼▽大盛]
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2006.09.03 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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