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入江 曜子

3歳で清朝最後の皇帝として即位。辛亥革命、満州国皇帝、太平洋戦争、東京裁判、文化大革命、朝鮮戦争、癌の闘病とまさに数奇な人生そのもの。帝政、ファシズム、社会主義国家へと続く時代のうねりがそのまま溥儀の人生に重なる。
傀儡皇帝となった関東軍との関係、養子縁組を目論んだ日本の皇室との関係など本意とも欺瞞とも取れる生き様に興味は尽きない。溥儀を取り巻く人々との間に繰り返される、利用し、憎しみ、裏切る関係や繰り返される不幸な結婚生活には哀れみさえ感じる。とても一人の人間に与えられた人生とは思えないほど波乱に満ちたものです。
入江さんは高齢のため文章はやや文語調にかたより、漢字が多いので読み進むのに少々梃子摺るところもありますが、史実を的確に捉え客観性を持って書かれた内容は非常に充実したもので、当時の様子を知るには最適の一冊だと思います。

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2006.08.27 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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