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イッセー尾形

主人公はコンピュータの個人インストラクターを職業に全国を飛び回る高山という男。職業こそ違えイッセー尾形とイメージが重なる。
周辺の喜怒哀楽をすべて吸い込んで、それでいて穏やかでいられるところがどことなく似ている。
そんな彼が出向くところで、いろいろな人間模様が繰り広げられる。どこかにいそうなキャラクターが次々に現れ、日常をほんの少しデフォルメしたようなちょっとした事件が繰り広げられる。ともすれば面倒くさくなりがちなご近所付き合いや地域のコミュニケーションに人間本来のおもしろ味を感じさせてくれる。この人の人間観察眼は小説でも際立っている。
コンピュータの話はほとんど出ないけど、人間関係とネットの対比が何かを暗示しているようにも感じるところがおもしろい。人と人のつながることや人間そのものの捨てがたい魅力をいいたいのかもしれないと思うのは考えすぎか。とかく面倒になりがちな人間関係を描きつつも、さわやかな読後感を残すのは、人に向けた暖かいまなざしを持つ著者だけがなせる業なのだろうか。
こんな短篇を1日に1本読んでいくのも楽しいかもしれない。思わぬ収穫でした。この人、いつの日か文学賞をとってしまうかも。そんな可能性すら感じました。

[本▼▼▼▼▽大盛]
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2006.08.12 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |












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