上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |

西欧と東洋が対峙する海峡のあるイスタンブール。
東洋から西洋に文明が流れ込んだオスマントルコの時代。
敵に捕らえられた一人のヴェネチア人がオスマントルコの自分そっくりの男に買われる。
師とよばれる男は西洋のすべてを知り、皇帝との関係をつくるために天文から生物、武器製造にいたるまでの知識を吸収しようとする。それは、わたしから生まれてからの人生の細部までを知ろうとするほど。
ある日、師はわたしはなぜわたしであるのかという疑問を持ち、自己を見出すのではない他者への転向という展開につながっていく。
なんとも哲学的な本で、主従関係となった二人の人間と文化が少しずつ交錯していく。自分を規定するものはなんだろうか。容姿、記憶、思想...対峙する環境にあればこそ考えることになる永遠のテーマなのかもしれない。
スポンサーサイト

2010.08.22 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。