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謝 孝浩

これは掛け値なしにいい本です。
カンボジアのポルポト時代を描いているのですが、ワンディ少年の目線で書かれているので凄惨な描写はほとんどなく、そこがまたせつなくもあり、希望に満ち溢れているようでもあります。
「藍の空」と「雪の島」がなにを表わしているかは最後にわかりますが、このふたつをつなぐ線が、この小説の伝えたいすべてなのではと感じます。時間と距離を超えてつながるこの物語を、ひとりでも多くの人に読んでほしいと思います。絵本のように読みやすく美しい物語です。
著者は「(コヨーテ)」に文章を書いている方だそうで、この小説が始めての作品なのだとか。謝氏の生き方そのものを小説にしているといってもいいのかもしれません。

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2006.04.30 | 本  | トラックバック(0) | コメント(0) |